『メトロブルー』って終わったの?

アイドル状態

いえ、終わってません。でも力が溜まるまで休載します。

もともと『メトロブルー』は20週連載の契約で、読者の評判が良ければ連載を続行できたのですが、数値目標が未達だったので終了しました。出版権や著作権はすべて僕の手元にありますし、作品全体のオチも決まっているので、続きを描こうと思えば描けます。が、僕の求める品質で描くにはスキルが及んでいないので、まず先にレベルアップします。


連載開始のお知らせ に書きましたが、『メトロブルー』では3つの未知の領域に同時にチャレンジしていました。縦読み漫画、Blender の利用、ストーリーギャグの3つです。それぞれ大幅にスキルアップできたものの、週刊連載と同時に複数スキルを磨くのは心身に多大な負担をかけました。1月中旬に最終話を描いた直後は、創作エネルギーが完全に空っぽになっていました。

前回の記事 で書いた「毎日16時間のゲームを100日続けて行うという大荒行」というのは、エネルギーを喪失していた僕が自然と取った回復行動です。 EA Origin AccessXBox Game Pass などのサブスクリプションのゲームを片っ端からすべてプレイしたり、友人とオンラインゲームに勤しんでいました。1日1時間しかゲームできない香川県民なら1年で達成することを、僕は約3週間で達成していました。廃人に見えるかもしれませんが、エネルギーゼロの状態で無理に行動すると状況が悪化するというのは過去に経験済みなので、こういう時は何も考えず趣味に没頭するに限ります。まさか3ヶ月以上その状態が続くとは思いませんでしたが…。


この休養期間中は何も考えず、SNS やニュースも全く見ない生活だったため、思わぬ副作用がありました。

僕は数年前から瞑想の習慣がありましたが、ゲーム中は瞑想中に似た無心の状態にいたようで、ふと気づくと心が完全にいでいました。もちろん精神修行したわけでは無いので嫌な出来事に触れれば波立ちますが、久々になぎの状態に浸れました。最近は瞑想せずとも凪いでいることが多いので、だいぶ穏やかな人間になったと思います。連載中のように殺し屋の目で外を歩くことは無くなりました。

また、ニュースや SNS を見なくても生活に何の支障もなく、それどころか心静かに思索する時間が明らかに増え、QoL (生活の質) が向上しました。いかに日々オンラインから不要かつ不快な情報を流し込まれていたかを痛感しました。それに気づいてから SNS は止めましたし、ニュースもせいぜい1日1回トップニュースを見るぐらいです。


5月には創造力も回復し、新作のアイディアも続々浮かぶようになりました。今はすでに製作に取り掛かっています。順調に行けばまず夏のうちに1本読み切りをリリースし、年内にもう1~2本リリースできるでしょう。そこで力を溜めて、『メトロブルー』続編に挑みたいと思っています。

楽しみに待っててね~。(大山のぶ代ボイス)