『かぜはふり』の表現上の工夫

数々の初めての試みが、『かぜはふり』には採用されています。それらを紹介し、そのようにした理由を説明します。

輪郭線を描かない

輪郭線が無い

フルカラーで漫画を描き始めたときから、「輪郭線なんて要らないのでは?」と思うことがしばしばありました。理由は以下。

今井兼平考

今井四郎兼平

前回 は木曽義仲について書きましたが、今回はその義理の兄である今井四郎兼平について、思うことを書きます。

木曽義仲考

木曽義仲

木曽義仲といえば「粗暴、田舎者、無教養」というイメージが定着しています。京都で市民から略奪を働いたり、上皇を襲撃して幽閉したり。しかし、『かぜはふり』ではそれとは異なり、以下のような人物像になっています。

  • 平家との戦争に乗り気ではない
  • 家族のことしか考えていない
  • ユーモラス
  • 薄幸