comico の管理画面からは、読者の性別と年齢を見ることができます。これによると、『ドンジニア』の読者層は以下のようになっています。
- 性別: 女性が約7割
- 年齢: 23~29歳が約4割、30~39歳が約3割
つまり、OLや主婦がメインの読者のようです。 僕の想定する読者像に全く一致していません。
僕はほとんど読者を意識したことがありませんが、せいぜい読むのは「10代後半~30代の男性」ぐらいに思ってました。実際の読者である主婦とOL達は、いったい『ドンジニア』に何を求めているのでしょうか?
この謎に対し、いくつかの仮説を立ててみました。
1. 世の中では「イケメン疲れ」が起きている
イケメンの不祥事やアイドルのスキャンダルが連日報道されることで、ドンジニアのキャラクター達のような非イケメンの方が愛される時代になっている、という説。
言ってはみたものの、そんな兆候がまるで感じられないので、違うでしょう。
ダチョウ倶楽部そっくりのアイドルグループがデビューしたり、温水洋一が月9ドラマの主人公を演じる時代が到来したならば、可能性はあります。
2. 「あるある」として共感している
働いている女性たちが、デジタル製麺株式会社を自分の職場と重ねながら共感している、という説。
ときどき「こういう人うちの職場にいます!」というコメントを頂くのですが、だとしたらそこは ヤベェ職場 です。伊勢や山田のようなフリーダム人材がいる職場は、おそらくカオスに満ちています。
多くの人が「あるある」と支持しているとしたら、日本はいよいよヤベェです。まだそこまで世の中は荒廃していないので、この説も違いそうです。
…いや、本当はもう、ほとんどの企業は荒廃しているのかも…?
3. 胸キュン必至のラブストーリーになることを期待している
comico の大半の作品は恋愛ものなので、『ドンジニア』もそうなのではないかと間違えて読んでいるのかもしれません。もし『ドンジニア』がラブコメに見えたなら、あなたの脳は毒されています。いますぐ漫画を絶ちましょう。
たしか手塚治虫が「読者というのものはさっぱり分からない」と述べていましたが、そのとおりです。想像するだけ無駄なので、うどん食って寝ます。