インスタグラミング

Instagram はじめました。

A photo posted by Kei Muratagawa (@muratagawa) on

Instagram は少し前までは避けていたのですが、最近考え方を変えたところ楽しめるようになりました。

避けていた理由は以下です。

  1. どうでもいい写真に強烈なフィルターをかける人ばかり
  2. 飯テロが多すぎる
  3. 正方形の写真しか撮れないのが嫌
  4. スマホのカメラがショボすぎてキレイに撮れない

1,2 は Instagram のユーザー層の問題だと思いますが、これは今でも苦手です。恐らくシェアしている人には特に深い意図は無く、なんとなく「これ良かったぜ」という想いを伝えたいだけなのでしょう。そういった写真は見てもインスピレーションを刺激しないので、スルーしています。

3, 4 は Instagram があえてユーザーに課している制限で、これは最初は自由度が奪われている感じがして嫌だったのですが、発想を変えたら楽しめるようになりました。


以前書いた通り、僕はデカくて重いカメラを持って写真を撮る趣味があります。撮影の後は現像という工程があるのですが、僕はこれが苦手でした。現像一つで写真の印象は大きく変わるのですが、なんだかいつも同じような無難な編集しかできず、新鮮味を失っていました。

そんな時、Instagram のフィルター機能が僕にインスピレーションを与えました。多様なフィルターが片手で簡単にかけられるので、従来の僕ならまずやらないであろう表現を試せます。これのおかげで、デカいカメラで撮った写真を現像する時のバリエーションが増え、楽しみが広がりました。


また、「正方形縛り」やスマホのカメラがショボイというのも、工夫をするための制約と捉えるようになりました。考えてみれば現在のスマホは20年前の並のカメラより性能がいいわけで、それでいい写真が撮れないというならば撮影者の腕の問題だろうと気づきました。逆にこれらの制限は、誰もがほぼ同じ機材を使うことになり、カメラ自体の良し悪しから解放されることを意味します。全員が同じ制約の下、いかにいい写真を撮るかを考えることになります。何でも撮れるデカいカメラを持つ時とは違う発想を求められ、とても良い修行となりました。

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というわけで、最近はハートが動いた瞬間にInstagram で写真を撮っています。

カメラって面白いですね。