ドンジニア episode 6: アット・エレベーターホール より
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「げに何事も」の一節は、能の『邯鄲(かんたん)』からの引用です。
『邯鄲』のあらすじは、50年間にもわたってセレブ体験をしていた記憶が、実はただ米が炊けるまでに一眠りしていた間に見ていた夢だった、というものです。古典的な夢オチであり、「人の命は夢のごとく儚(はかな)いものだ」という示唆に富んだ、美しい話です。そして 「ヒューマンドリーム生命」 は「儚い生命」とかかっています。
いたずらに教養を感じさせますね。