やりすぎないネーム

画のセリフや文言 (いわゆる「ネーム」) を考えている時、やりすぎないように注意する必要があります。

僕は自分自身のギャグに慣れているので、自制しないと読者を完全に置いてけぼりにしてしまう可能性があります。そのため、**「2段階飛んだらNG」**というルールを定めて、ある程度ブレーキをかけています。


以下は メトロブルー File 1: シークレット・エージェント 内での例です。

「パチモ」がいいのか、「パチモ」がいいのか。

そもそも「ポケモン」をパロって「パチモン」にしているのに、それをさらにいじって「パチモソ」にしたら、2段階飛んでしまうので NG です。


「八兵衛」がいいのか、「128兵衛」がいいのか。

読者の大半を占めるであろう今時のヤングが「うっかり八兵衛」を知っているはずがありません。一応「うっかり」という響きが入っているので、それ単体で使うぶんにはギャグとして成立します。「そういう面白い名前の人がいるのか」という推測で1ステップが必要です。

しかし「128兵衛」はやりすぎです。いよいよ誰だかわかりませんし、ともすると人の名前に見えません。

ちなみに「2048兵衛」「32768兵衛」も考えましたが、もう使い道がありません。


どちらの例も、下書きの段階では NG な方を描いていました。こういうブレーキをかけられるようになった自分を「成長したな」と感じると同時に、「世間はまだ本当の僕を受け入れる準備ができていない」とも感じます。

いつかこんなブレーキを外し、ありのままの自分を出せる日が来るのでしょうか。レリゴーレリゴー。