だってカラーの方が見やすいじゃないすか

は色塗りが不慣れですが、漫画はほとんどカラーで描いています。理由はいくつかあります。

まず第一の理由、そして最大の理由は、白黒とカラーではカラーの方が圧倒的に視覚インパクトが強いからです。

カメラがモノクロからカラーに移行し、テレビが白黒からカラーに移行したように、漫画も白黒からカラーに移行するのは必然です。僕を含むほとんどの人は、直感的にリッチなビジュアルの方を選びます。

もちろん白黒には表現方法としてカラーには無い優れた部分があるので、必ず残るでしょう。写真でもモノクロは根強く残っていますし、2017年発売の 映画『マッドマックス』も白黒バージョンが発売されています。が、やはり大半の人は無意識にカラーを好むはずで、漫画は近いうちほぼ全てがカラーになるでしょう。

なお、カラー漫画がいまだ少数派にとどまっている理由は、印刷コストと作画コストが高いためと思われます。しかし、印刷コストの問題は、電子書籍の一般化によって解消するでしょう。スマホやタブレット、さらに次世代の電子ペーパーでは、カラー漫画はインク代ゼロで閲覧できます。紙は死にゆく運命です。また、 作画コストも間もなく白黒と同程度に下がるでしょう。すでにモノクロの線画から自動で着色する技術は実用レベルでリリースされています。2,3年後にはわずかなヒントを与えるだけで線の内側を塗り潰す技術が確立し、色塗りコストは大幅に下がっているはずです。


第二の理由は、 単純に僕が白黒で細かいものを描くのが苦手だからです。

僕は乱視がひどいです。月は3つに見えますし、ローマ数字のⅠ, Ⅱ、Ⅲの区別が付きません。そんな僕が例えば白黒で森を描こうとすると、どこが葉っぱでどこが木かすぐ見失います。それよりも色分けして塗るほうが描きやすく読みやすいので、自然とカラーを選ぶようになりました。


僕がまともに色の勉強をしたのはつい半年前なので、色塗りは未だに苦手です。でも僕自身が苦痛なく読める作品を描きたいので、今後もカラーを続ける所存です。